情報機器を用いて学習を進めるにあたって

生徒のみなさんへ

国家レベルでの緊急事態の中で臨時休校措置が長引いており、先生たちはみなさんとコミュニケーションをとりながら少しでも学習を進めていきたいと考えました。
そこで今回、大阪教育大学附属池田中学校では情報通信(ICT)機器を用いて学習を進めていくことにしました。

このような状況下で、情報通信機器は特に力を発揮してくれます。しかし、時としてICT機器は使用の方法をあやまると他者を傷つけたり、時には犯罪行為に該当したりする危険性があり、さらにそういった失敗は最終的に回り回って自分を傷つけることにもなります。このことについて2・3年生のみなさんには基礎技能講座や携帯安全教室、教科の授業などをとおして以前から話をしてきました。

また、このほかオンラインでのやり取りについては、大人でも恥ずかしい失敗を起こしているケースを報道で目にすることがあります。このため、今回オンラインでの学習を進めるにあたり、みなさんに失敗や間違った使い方をしてしまわないように,オンラインで学習を始めるにあたり再度確認や注意事項をお伝えしたいと思います。

①IDやパスワードは誰にも知られない・なくさない。

②Zoomのような、カメラをとおしたライブ配信では、映る範囲に注意して使用場所を注意するとともに、服装等にも留意する。

③他者が嫌だと思うようなことを決して書き込まない。

④他者と共同作業を行なっているファイルやデータの取り扱いには十分注意を払う。

⑤映像や画像には著作権や肖像権がある。
→画像の勝手な利用や改変は法律で罰せられる。また、通常録画や画像の取り込みができないしくみになっているものについては、意図して外的な方法を用いて取り込むようなことは行わない。

現在の状況は、思うように生活できずにつらく感じたり、この先どうなるのか心配だという人も多くいると思います。先生たちはこの状況が一日でも早く収束し、みなさんと学校で会える日を心待ちにしています。それまで、ICTを通して、みなさんと学習を進めていきます。みんなでルールやマナーを守り、家庭での学習がより有意義なものになるように協力してください。

最後になりましたが、保護者の皆様、ご家族でのICT環境の整備等にご理解とご協力いただきありがとうございます。お子さまがそれぞれのツールを使いやすいよう、zoomを通して説明する機会を設けたり、ロイロノートに使い方説明動画をのせておりますが、ご不明な点はご遠慮なく学校にお問い合わせください。

大阪教育大学附属池田中学校 教員一同