International Safe School(ISS)・Safety Promotion School(SPS)

International Safe School:ISS

ISSの概要

iss2

iss1

International Safe School(以下「ISS」)とは,WHO地域安全推進協働センター(WHO Collaborating Centre on Community Safety Promotion:WHO-CCCSP)が推進している学校園(以下「学校」と略記)の安全推進を目的とした国際的認証活動の1つです。

具体的には,根拠に基づいた持続可能な安全推進の取り組みが実践されていると認められた学校をISSとして認証し,その認証された学校間に安全を協働して推進することを目的とした世界的なネットワークを構築し,全世界に学校安全推進の取り組みを発信することを通じて相互にその成果を共有し高めあっていこうとする制度です。

ここで重要なことは,この認証制度が「安全が確保された,完成された安全な学校」を表彰しようとするものではなく,学校の安全について「教職員・児童(生徒・学生・幼児を含む)・保護者,さらには地域の人々が協力して,組織的かつ継続可能な取り組みが実践され展開される条件が整備されていると認められた学校」,すなわち安全をゴール(目標)とするスタートラインに立った学校を認証して,その取り組みの発展を共に高めあおうとする制度である点です。

平成25年3月現在でのISS認証状況は,全世界でISSとして100校以上が認証を受けています。

本校は平成26年10月10日にわが国では5校目(国内中学校では初めて)認証を受けました。

iss3

日本Internaional Safe School 認証申請書
Japan International Safe Schools Designation Application

Safety Promotion School:SPS

SPSの概要

わが国の学校安全の推進を目指した事業を通じて得られた知見を基に,新たに,子どもたちの命を育む学校安全〔生活安全(外傷予防・犯罪予防)・災害安全・交通安全〕の推進を目的としたわが国独自のスタンダードモデルとしての「セーフティプロモーションスクール(以下「SPS」と略記)」の枠組みを提案し,これからのわが国の学校における安全推進を目指した情報の発信やその活動成果の共有と組織的な協働,そしてエビデンスに基づいた評価と改善を通じた包括的な学校安全のさらなる充実と発展を目指すものです。平成27年3月6日に,大阪教育大学附属池田小学校,台東区立金竜小学校。大阪教育大学附属池田中学校の3校が認証を受けました。

※SPSの7つの指標

指標1 学校内に,学校安全に関わる活動の中核を担う「学校安全コーディネーター」等を設置し,その「学校安全コーディネーター」を中心とする学校安全推進のための委員会(以下「学校安全委員会」)が設置されている。なお学校安全委員会は,「学校安全コーディネーター」のほか,校長・教頭等の学校管理職を含む教職員の代表,児童生徒の代表,PTA代表,学校を管轄する地域の警察署・消防署の代表,学校のある地域自治会の代表,スクールガードリーダー等の学校ボランティアの代表等から構成されていることが望ましい。
指標2 学校において,「生活安全」・「災害安全」・「交通安全」の分野ごとに,「安全教育」・「安全管理」・「安全連携」の領域(「3領域」と表記)の学校安全推進のための「中期目標・中期計画(3年間程度)」が立案されている。
指標3 学校安全委員会において,「中期目標・中期計画」に基づいた学校独自の学校安全推進のための「年間計画」が策定されている。
指標4 策定された「年間計画」に基づいて,学校安全委員会を中心に,学校関係者が参加して,学校安全推進のための活動が年間を通じて継続的に実践されている。
指標5 学校安全委員会において,実践された学校安全推進に関わる活動の成果が定期的に報告され,それぞれ明確な根拠を基に活動に対する分析と評価が行われている。
指標6 学校安全委員会における次年度の「年間計画」の策定にあたって,それまでの活動成果の分析と評価を参に

当該校における学校安全に関わる実践課題の明確化と「年間計画」の改善が取り組まれている。

指標7 学校安全推進に関わる活動の成果が,当該学校関係者に共有されるよう広報するとともに,「協働」の理念に基づいて,国内外の学校への積極的な活動成果の公開と新たな情報の収集に努めている。

セーフティ プロモーション スクール(Saety Promotion School : S P S )認証申請書